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シナジス注射で実際に払った自己負担費用を公開

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わが家の次男は未熟児で産まれたために、シナジスを接種しました。

 

当時ネットでシナジスの費用について調べてみると、かなり高額であるという情報を目にしました。

 

わが子のためにシナジスを接種させたいけど、費用が心配という方は多いと思います。

 

そこでこの記事では、実際にシナジスを接種した際に支払った費用を、次男の体重の変化と共に紹介します

 

【目次】

  

シナジスについて

シナジスとは、RSウィルスに対する抗体のことです。

RSウィルスが体内で増殖することを防ぎ、重症化を抑えてくれるお薬です。

 

RSウィルスは感染すると風邪のような症状から始まり、症状が悪化すると細気管支炎や肺炎になることがあります。

 

わが家の次男も生後3か月の頃に感染しました。

風邪かなと思っていた症状がみるみる悪化し、呼吸困難になって救急搬送されました。

次男の呼吸がこのまま止まって死んでしまうかもしれないと、本当に怖い思いをさせられたウィルスでした。

 

シナジスは、次男のようにRSウィルスで重症化しやすい早産児、慢性肺疾患、先天性心疾患、免疫不全、ダウン症候群の乳幼児に使用されます。

 

RSウィルス流行初期に以下の条件に該当する乳幼児は、シナジスの接種に健康保険が適応されます。

 

  • 在胎期間28週以下で、生後12か月以下
  • 在胎期間29週~35週で、生後6か月以下
  • 過去6か月以内に気管支肺異形成症の治療を受け、生後24か月以下
  • 血行動態に異常のある先天性心疾患で、生後24か月以下
  • 免疫不全やダウン症候群で、生後24か月以下

※在胎期間とは出産時の妊娠週数のことです。

 

シナジスはRSウィルス流行期間である秋から春頃に月1回の注射を継続して行います。

これは、注射の効果が約1か月間しか持続しないためです。

 

シナジスは予防接種のワクチンとは異なります。

始めに説明したように、シナジスはRSウィルスに対する抗体です。

抗体そのものを体に注入し病気を予防します。

 

一方ワクチンは毒性を弱めた病原体を体内に注入し、体の免疫システムに抗体を作らせることにより病気を予防します。

 

そのため、他の予防接種のスケジュールを配慮する必要がなく、毎月1回の注射を継続していきます。

 

助成制度について

先程、条件に該当する乳幼児はシナジスの接種が保険適応となる旨を説明しました。

保険適応の場合、2割の自己負担が発生します。 

 

ですが、ほとんどの自治体で「乳幼児医療費助成制度」によってこの自己負担部分を助成してもらうことができます。

 

しかし、この「乳幼児医療費助成制度」には所得制限のルールが設けられている場合があります。

所得制限に引っかかってしまうご家庭では、残念ながらシナジス接種費用の2割分を負担しなくてはなりません。

 

また自己負担部分の助成が受けられるご家庭でも、自治体毎のルールによっては立て替えが必要になる場合があります。

シナジスを接種した医療機関に自己負担分を一旦支払い、後日自治体に申請して助成金を振り込んでもらうのです。

 

シナジスは高額なので、後でお金が返ってくるとしても毎月万単位の負担は痛いものです。

 

実際にどれくらい自己負担が発生したのか、次男の体重の増加と共に紹介します。

 

実際の自己負担費用

 RSウィルスが夏から流行しているということで、病院からの勧めで8月からシナジスの接種を開始しました。

 

医療機関に支払った自己負担部分の金額は以下の表の通りです。

 

注射した月 月齢 体重(g) 注射した量(ml) 自己負担額
8 4ヶ月 5340 0.8 ¥31,340
9 5ヶ月 6140 0.9 ¥31,870
10 6ヶ月 7040 1 ¥31,950
11 7ヶ月 7680 1.1 ¥47,550
12 8ヶ月 7920 1.2 ¥47,570
1 9ヶ月 8280 1.2 ¥47,490
2 10ヶ月 8160 1.2 ¥47,490
3 11ヶ月 8220 1.2 ¥47,490

 

上の表の金額には、外来診療料として約1,000円の費用も含まれています。

 

湿疹用の軟膏を処方してもらった時もあったので、数百円の処方箋料も含まれている月があります。

あくまでもだいたいの金額として参考にしていただければと思います。

 

高額な立て替えを乗り越える方法

このような毎月の出費を乗り越えるために、私が行った事を紹介します。

 

クレジットカード払い

私の住む自治体の乳幼児医療費助成制度では、医療費を実際に負担した翌月から申請手続きが可能となります。

そして、申請月の翌月25日頃に指定の口座にお金が振り込まれるというルールでした。

 

そこで医療費の支払いにクレジットカードを使用しました。

私の使用したクレジットカードは月末締めで、利用月の翌々月27日の引き落としです。

 

必ず毎回注射をした翌月には助成制度の申請を忘れずに行い、振り込まれる指定口座をクレジットカードの引き落とし口座と同じにしました。

 

こうすることによって一切お金を動かさずに、毎月のシナジスの接種を受け続けることができました。

 

病院選び

上記の方法で支払いをする場合、クレジットカード払いが可能な医療機関シナジスの接種を受ける必要があります。

 

私は自宅から最寄りの、クレジットカード払い可能な総合病院の紹介状をNICUの主治医に書いてもらいました。

 

シナジス注射ができる病院はこちらから探すことができます。

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